コミュ障に向いてる?研究者の魅力とは?
研究者って言っても、何を研究するかで仕事内容が大きく異なってきます。例えば、工学一つにしても、宇宙工学、遺伝子工学、海洋工学、原子力工学、食品工学と幅広いです。そこで、さまざまな分野で活躍している研究者たちの仕事内容について紹介したいと思います。
研究者ってどんな仕事?
人間は、昔に比べて格段に豊かな生活を送ることができています。その生活を支えてくれているのが科学技術です。例えば、地震大国である日本において、耐震工学は不可欠な分野ですよね。
そして、この科学技術を進歩させていくのが研究者の役割であり、仕事です。大学や国立研究所などの研究機関で働いている人もいれば、食品メーカーや医薬品メーカーなどの民間企業で勤めている人もいます。
具体的な仕事内容について紹介したいと思います。研究者は自分だけの研究テーマを掲げ、実験や調査を繰り返し、必要なデータを集めていきます。そして、新たな発見を見つけていきます。
また、長期的なスパンで研究していくので、思うような成果が出ない時は適宜テーマの見直しが必要になります。
研究で特に優れた発見をした時は、学会で発表したり、学術誌に掲載したりと世間に発表することもあります。また、近年では研究者の中からノーベル賞を取る人も出てきていて、若い研究者の刺激になっています。
また、大学の研究者の場合、研究以外にも仕事があります。学生の時間割に合わせて、実験・講義をしたり、論文の指導をします。もちろん、学生が休みの時は、自分の研究に没頭することができます。
一方、国立の研究所や、民間企業で勤めている研究者の場合は、一日中研究所にこもって研究をしていることが多いです。
研究者のメリットは?
やりがいがある仕事であるというのが研究者の1つのメリットです。自分のやりたい分野から研究のテーマを選べるので、研究に没頭することができます。そして、その研究の成果が出た時、大きな達成感を味わうことができます。
マイペースに仕事ができるというのも研究者のメリットの1つです。研究は、基本的には一人でするもの。誰にも邪魔されません。自分のペースで研究したい時に研究したいだけすればいいので、ストレスがたまりにくいです。
研究者のデメリットは?
残業が多くなるというのが1つのデメリットです。研究者は、ある一定期間に一定の成果を出さなければなりません。具体的には、学会の発表に合わせて発表資料を揃える必要があります。当然、締め切り間近は残業することが多くなるでしょう。
また、疲れがたまりやすいというのも1つのデメリットです。実験するにしろ、発表のデータを揃えるにしろ、同じ作業を繰り返す必要があるので体の一か所に疲れがたまりやすいです。
コミュ障に研究者は向いているか?
研究者のことについて理解しいて頂けたでしょうか?次に、コミュ障に研究者は向いているか、就職難易度と給料、必要なコミュ力の3点から考察したいと思います。
研究者の就職難易度は?
(難易度:難しい★★★★☆)
研究者になるのは難しいです。研究者は数ある職業の中でも特に専門性が高く、頭が良く、探求心のある人しか採用されません。
採用試験においては、応募段階で大学卒業以上の学歴が必要とされることが多いです。
大学や国立研究所などの研究機関では、特に国立大学のトップの学生、海外の大学に留学経験がある学生など優秀な学生を欲しているところが多いです。
また、研究者に必要とされるのが語学力です。英語で論文を書くことが多いからです。学生時代に、英検やTOIECを積極的に受けておくことをおすすめします。
ただし、研究者にコミュ力は重視されていないので、コミュ障でも採用されやすいでしょう。
研究者の給料は?
(給料:多い★★★★☆)
研究者は、その専門性から給料が高いことで有名です。大学の研究者の場合、年収換算で年収800万円~1000万円が相場です。民間企業の場合は、他の社員と同じくらいの給料が相場です。
研究者に必要なコミュ力は?
(コミュ力:普通★★★☆☆)
大学の研究者の場合は、コミュ力が必要です。学生の時間割に合わせて、学生に講義をしたり、学生と実験をする必要があります。学生とコミュニケーションをとる必要があるのですね。
一方、国立の研究所や民間企業で働いている研究者の場合は、一日中研究所にこもって研究するため、コミュ力が必要ありません。
ただし、学会で研究内容を発表するときには、聴講者とのコミュニケーションが必要になるでしょう。
研究者はコミュ障にできる?
(おすすめ度:普通★★★☆☆)
研究者はコミュ障にできる仕事です。大学の研究者の場合、年収800万円~1000万円と高いです。また、国立の研究所や民間企業で働いている研究者の場合、コミュ力も必要ありません。
ただし、研究者になるのは大変難しいです。頭が良く、国立の大学を卒業している人であれば、研究者を目指すことをおすすめします。