コミュ障に向いているライン作業の魅力とは?
ライン作業って聞いたことはありませんか?ベルトコンベアの前に立って、商品を加工していく仕事のことです。ライン作業は、コミュ障に向いてる仕事なのでしょうか?まずは、ライン作業はどんな仕事なのか、紹介しようと思います。
ライン作業はコミュ障に向いてるの?
ライン作業ってどんな仕事?
ライン作業とは、一つの商品を大量に生産するために採用される仕事です。ライン生産方式と呼ばれます。
まず、作業員は決められた場所に配置させられます。そして、ベルトコンベアで流れてくる商品を一つずつ加工していきます。作業員はたくさんある工程の中から1つの工程を任され、その作業を決められた作業時間の間、何回も何回も繰り返します。
また、ライン作業と言ってもいろいろあります。代表的なのは、食品関連・工業生産・家電製造の3つです。
①食品関連
スーパーなどで取り扱われているような、肉や魚のパック詰めなどを行います。パックに入っている肉や魚、見たことありませんか?
また、実際に食品を調理をする場合もあります。食品を扱う仕事ですので、衛生管理に厳しい場合が多いです。
②工業生産
自動車などの製品のパーツを作ったり、組み立てたりする仕事です。基本的に重い製品を扱うので、体力に自信がある人におすすめです。体力的にきつい仕事ですが、その分給料も高いです。
③家電製造
テレビやエアコンなどのパーツを作ったり、組み立てたりする仕事です。比較的細かい作業が多いですので、座り仕事も認められている場合が多いです。手先が器用な人におすすめの仕事です。また、こちらも製品によっては重い物を扱うので、体力的にもきつい場合があります。
ライン作業のメリットは?
ライン作業のメリットの一つは、仕事を覚えるのが簡単ということです。ライン作業で任される工程は、全てマニュアル化されています。そのため、初心者の方でもすぐに仕事を覚えることができるでしょう。
残業が出にくいというところも、メリットの一つです。就業時間を過ぎ、ベルトコンベアが動かなくなると、作業員もやることがなくなってしまいます。全員で同じ製品を作っている限り、一人だけ残業するといったことが起こりえなくなるのですね。
手先が器用になるというところも、ライン作業のメリットです。ライン作業では、ドライバーやインパクトを使って細かい作業をすることが多いです。不器用な人でも、仕事を通して手先が器用になっていくでしょう。
ライン作業のデメリットは?
ライン作業のデメリットは、体力的にきついということです。立ち仕事が基本ですので、足腰にかなり負担が出るでしょう。さらに、製品によっては重い物を扱う場合があり、肩や腕にも負担が出ます。
また、同じことの繰り返しで仕事に飽きる可能性があります。ライン作業は就業時間中、同じことを繰り返し行います。この単調な仕事に飽きてしまう人がいるかもしれません。
生活が乱れやすいというのもデメリットの一つですね。ライン作業は残業自体は出にくいのですが、夜勤が必要なことが多いです。夜勤が続き、生活が乱れてしまうということも考えられます。
コミュ障にライン作業は向いているか?
ライン作業のことについて理解しいて頂けたでしょうか?次に、コミュ障にライン作業は向いているか、就職難易度と給料、必要なコミュ力の3点から考察したいと思います。
ライン作業の就職難易度は?
(難易度:簡単★★☆☆☆)
資格や経験が必要な会社もありますが、未経験の方でも入りやすいです。未経験でも、マニュアルがしっかりしているので、すぐに仕事を覚えることができるでしょう。
また、ライン作業で一番求められるのはコミュ力ではなく、作業をきっちりやるという真面目さです。よって、コミュ障でも面接に受かりやすいと言えるでしょう。
ライン作業の給料は?
(給料:普通★★★☆☆)
作業の難易度によって、給料が異なります。食品関連のような簡単な仕事は、時給換算で、時給1000円~1200円ほど。工業生産や家電製造のような難しい仕事の場合は、時給換算で、時給1400円~1500円が相場です。
ライン作業に必要なコミュ力は?
(コミュ力:必要ない★★☆☆☆)
商品を一つずつ、生産、加工していくだけの仕事ですので、基本的にコミュニケーションは必要ありません。ただし、大勢の人が1か所に集まってする仕事ですので、仕事以外(飲み会など)でコミュニケーションは必要となるでしょう。
ライン作業はコミュ障にできる?
(おすすめ度:普通★★★☆☆)
ライン作業は体力に自信がある人におすすめ
ライン作業は、資格や経験が必要ないところが多く、誰でも簡単に始めることができます。また、食品関連の時給は1000円~1200円、工業生産や家電製造の時給は1400円~1500円が相場と、給料も悪くありません。
さらに、仕事中はコミュニケーションをとる必要がなく、コミュ障におすすめの仕事です。ただし、工業生産や家電製造は重い製品を扱う場合が多いので、体力に自信がない人にはおすすめできないですね。