コミュ障に向いている？倉庫作業員の魅力とは？
倉庫作業員って、一人で黙々と仕事を進めるイメージがありませんか？倉庫作業員は、意外にもコミュニケーションが必要な仕事です。まずは、倉庫作業員の仕事内容について紹介したいと思います。
倉庫作業員はコミュ力いるの！？
倉庫作業員ってどんな仕事？
倉庫作業員は、倉庫内の荷物の管理をするのが仕事です。
①荷下ろし
荷物の量が少ない場合は、トラックの運転手が荷下ろしてくれますが、荷物の量が多いと倉庫作業員も一緒に荷下ろしを行います。伝票を受け取り、受け取りのサインをします。
②検品作業
荷物の中に破損の商品がないか、間違った商品が届いていないか、商品の数は正しいか検品を行います。商品のバーコードを一つずつ読み込み、商品データを調べます。
③納品作業
検品が終わったら、荷物を倉庫内の指定の場所に置いていきます。指定場所に貼ってあるバーコードを読み込み、その場所が本当に正しいのかを調べます。
④ピッキング作業
商品の発注が来たら、リストを参考にして、発注された商品を１か所に集めます。これをピッキング作業と呼びます。
⑤梱包作業
１か所に集めた商品を段ボールに詰めます。そして、輸送時に商品が傷つかないよう、商品と一緒に、緩衝材や新聞紙を詰めます。
⑥積み込み
梱包が終わったら、商品をトラックに積み込みます。
倉庫作業員のメリットは？
初心者でも取り組みやすいというのが一つのメリットでしょう。倉庫作業員に高度な知識やスキルは必要ありません。初心者であっても、すぐにベテランと同じくらいの知識、スキルを身に着けられるでしょう。
また、仕事中、外に出ないというのもメリットの一つです。外で仕事をするのであれば、真夏は熱中症対策、真冬は防寒対策がそれぞれ必要となります。体調管理にあまり気を遣わなくていいというのは倉庫作業員のいいところです。
倉庫作業員のデメリットは？
倉庫作業員のデメリットとして、肉体的にきついということが挙げられます。仕事の一つであるピッキング作業は、倉庫内の荷物を１か所に集める仕事です。
倉庫内を駆け回り、中には20㎏以上の荷物をピッキングしなければなりません。この仕事が肉体的にものすごくきついです。
また、時間に追われるというところもデメリットの一つです。倉庫からの発送が遅れるとお客さんは大損害を受けます。例えば、お昼時のスーパーでお弁当の発送が遅れると、スーパーにとってかなりの機会損失を被りますよね。
そのため、倉庫からの発送が遅れないよう、倉庫作業員はスケジュール管理が常に求められます。
スキルがほとんど身に着かないということもデメリットの一つです。倉庫作業員の仕事は良くも悪くも単調な仕事。未経験者でも、すぐにベテラン社員と同じくらいのスキルを身に着けることができます。単調な仕事だからこそ、あまりスキルは必要ないんです。
コミュ障に倉庫作業員は向いているか？
倉庫作業員のことについて理解しいて頂けたでしょうか？次に、コミュ障に倉庫作業員は向いているか、就職難易度と給料、必要なコミュ力の３点から考察したいと思います。
倉庫作業員の就職難易度は？
（難易度：簡単★★☆☆☆）
倉庫作業員になるのに、必要な資格は特にありません。会社によっては、フォークリフトの免許が必要なところがありますが、入社してから免許を取れる環境が整っている会社が多いです。
また、倉庫作業員は倉庫の荷物を間違いなく発送することが求められます。その点、面接では、真面目な人が採用されやすいです。コミュ障であっても、真面目な人であれば採用されやすいでしょう。
しかし、倉庫の規模が大きいと、倉庫作業員にはある程度コミュ力が求められます。ある程度コミュ力がある人でないと採用されにくいでしょう。
倉庫作業員の給料は？
（給料：かなり少ない★★☆☆☆）
倉庫作業員の給料は、時給換算で900円～1100円が相場です。日給換算で、日給7000円～10000円が相場です。月給換算だと、手取り16万円が相場ですね。
また、倉庫作業員は昇給もほとんどしません。高度なスキルを必要としない分、給料も上がりにくいのです。
倉庫作業員に必要なコミュ力は？
（コミュ力：必要★★★★☆）
倉庫の規模によります。倉庫の規模が小さいと、仕事を全て一人で任されることが多いです。その場合、もちろんコミュ力は必要ありません。
逆に倉庫の規模が大きいと、アルバイトやパートの方たちと協力して仕事を進めなければなりません。この場合、コミュ力が必要となります。
倉庫作業員はコミュ障にできる？
（おすすめ度：あまりおすすめしない★★☆☆☆）
どうしてもやりたいんだったら、規模の小さい会社を選ぼう！
倉庫作業員はコミュ障にはあまりおすすめしません。まず、給料が時給換算で900円～1100円と安いです。また、ピッキング作業では、倉庫内を駆け回り、荷物を集めなければなりません。体力的にもきつい仕事です。
そのうえ、規模が大きい倉庫だと、倉庫内にかなりの数のスタッフがいます。倉庫内という狭い空間でスタッフと会話をする必要があるというのは、コミュ障にとってかなりきつい状況だと思います。
どうしても、倉庫作業員をやりたい場合は、規模が小さい倉庫であり、重い荷物を扱っていない会社を選ぶようにしましょう。
